ハモグリバエは通常、無農薬では完全な防除は不可能です。
しいていうなれば飛来する時に遮断してしまうこと、あるいは捕殺すること、農薬の添加ですが、
いずれも家庭菜園、プランター等では現実的ではありません。
■シートや 防虫網で覆ってしまう
=ただし縦にどんどん成長する野菜なので、非現実。
厳密に管理されたビニールハウスで育てれば可能ですが、
窓や換気口にまで防虫網を施す必要があり、熱がこもります。
また、一匹見逃してしまうとシート内で大繁殖する可能性も高く、諸刃の剣。
■虫を誘引、接着捕獲する園芸用品を使う
=一見すると簡単なようですが、虫を誘引して捕獲する園芸用品は、
本来10飛来するはずだった虫を100飛来させる可能性を秘めています。
防除という使い方は推奨できません。駆除として利用するなら有りでしょう。
駆除方法は簡単です。
■葉をまるごと取る
=光合成の量が減るので現実的ではありません。
■ハモグリバエを葉ごと指でつぶす
=いちばん気持ち悪い作業ですが、これが確実。
葉をちぎってもいいのですが、少しでも葉を残したほうが株全体の成長には優しいので…。
野菜によっては指で圧迫した箇所の葉は枯れてしまいますが、葉一枚丸ごとは枯れません。
■ハモグリバエだけをパンチで切り抜く
=この場合のパンチはグーで殴るわけではなく、紙などに穴を空ける事務用品のことです。
通常、ハモグリバエは目で目視できるので、ハモグリバエだけを的確に取り除く事も可能なのです。
ただし、その植物がウィルス性の病気に感染していた場合、
パンチを使いまわすことによって伝染する可能性があります。株ごとにパンチを消毒すれば回避可能。
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