ハツカダイコンの根が甘いのは、水やりが多く、気温が低く、カリが少なかったのが原因です。
よって、まったく逆の状況を作り出せればおのずと辛くなります。
ただし、一部の品種ではどうしても辛くならないこともあるので気をつけてください。
@水分を不足気味にする。
=水分が不足気味だと辛くなります。
細胞も小さく、食物繊維も豊富になりますから、薬味としてはもってこいですね。
A高い気温(生育中期から真夏になるように)で育てる。
=植物は気温が高いと急激に成長をします。もちろんそうではない野菜もありますが、一般的にです。
ダイコンの辛味成分は若ければ若いほど多く、年をとれば減っていく為、
あっという間に収穫サイズになった場合、ゆっくりと収穫サイズになったダイコンよりも辛いのです。
Bカリを多めに与える。
=辛味成分は硫黄(イオウ)由来のものです。
特にカリの成分として硫酸カリ(硫黄)が含まれている肥料を用いると、辛くなります。
C地域差
=日照時間の問題もあります。
植物は太陽光をもとめ、自身の葉や茎そのものを曲げ、効率よく光合成しようとします。
その際、わずかながらにでも動くのですからエネルギー(糖)を使います。
結果的に苦味、辛味がつよく残るというわけですね。
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