■育て方詳細■ |
元肥
■あれば好ましいです。
基本的にネギ類は、『一度植えると3、4年は植え替えない野菜』です。
ですので、あらかじめ土に栄養があったほうが、後々よく成長してくれる、という事になりますよね。
追肥で補っても一向に構いませんが、こまめに追肥を与えるよりは、最初に元肥を与えておいたほうが楽でしょう。
>>楽天で『元肥』を探す |
種まき
■あまり種からの栽培はオススメしません。一丁前に収穫が可能になるまで、およそ3年かかります。
とはいっても、春蒔き1年目の秋に極少量、2年目の春と秋に極少量くらいなら収穫は可能ですので、種蒔き愛好家を止めはしません。(笑
■通常のネギと同様に、通常は春、種を蒔きます。
■嫌光性種子なので、しっかりと土をかぶせます。
とはいっても、元々小さな種なので
0.5〜1cmくらいの土をかぶせれば十分です。
小さな種の植物は、その殆どが浅いところで発芽する事を好むからであります。
>>楽天で『あさつきの種』を探す |
苗の植え付け
■青々とした苗の状態で売っている事はとてもまれな事です。通常、根つきの球根か、根が無い球根の状態で売られています。
- 根がある場合=球根は垂直にし、根だけを横に寝かせるように水平にし、土をやさしくかぶせ、上から軽く圧迫する。
⇒『根がある場合のネギ類の植えつけ方』解説ページへ。
- 根が無い場合=普通に垂直に植える。
⇒『根が無い場合のネギ類の植えつけ方』解説ページへ。
|
間引き
■種を蒔きすぎて、1箇所から5本以上発芽した場合、なるべく4本以下に押さえるために、多く出た芽を間引きしましょう。
他の芽を痛めないように、やさしく引っこ抜いて下さい。(どんなだ)慎重に!
■3年目を超えるあたりから、球根が発達しすぎて葉が硬くなったり、成長速度が遅くなったりするようになります。
それを防ぐため、出来れば3年目になった時点で株分けを行ったほうが良いでしょう。 |
追肥
■元肥がしっかりしていれば、ほとんど必要ありません。
秋の中ごろに、一度追肥をすると越冬の成功確立があがりますので、是非お試しください。
ただし、多量の追肥は逆効果です。気をつけましょう。
>>楽天で『追肥』を探す |
摘心
■必要ありません。
摘心ではありませんが、つぼみが発生したら早急に摘み取りましょう。ネギ類に共通ですが、花が咲くと全体が硬くなり、食べにくくなります。
ただ、花やつぼみも食べる事が出来る野菜なので、何株か採種や食用花の為に花を残しておくのもいいかもしれませんね。 |
支柱立て
■必要ありません。風で多少折れても平気です。ネギ類は葉先が折れてなんぼですので、神経質にならないようにしましょう。
|
収穫
■収穫方法の種類
@球根ごと土から引き抜き、根を取り除いたあと、球根と茎(葉)、葉を食べる。
A球根は土に残し、地上部を切り取って茎(葉)や葉を収穫する。
B花・つぼみを収穫する。ただし、花が咲くと葉が硬くなるので注意。
■収穫のタイミング
どのように育て始めたかで変わります。下記をご参考に。
- 種から育てた場合は、3年目以降、気が向いたらざっくり収穫してください。
※春まきだと1年目の秋、2年目の春と秋に少量収穫可能。但し、極々少量にして下さい。
- 苗から育てた場合は、2年目以降、気が向いたらざっくり収穫してください。
※春に植えていると1年目の秋に少量収穫可能。
|
保存方法
■収穫後はそんなに長持ちしません。最高でも2週間以内に食べきるようにしてください。
■球根だけだと長く休眠できます。氷点下にならない、涼しい暗所に保管して下さい。
長すぎる休眠はあさつきの体力を奪うことになるので、春だけとか、秋だけとか、1年以内の保存(約半年)にしましょう。
まるまる1年間保存すると、弱って発芽しない事がまれにあります。
|
種の採り方(採種)
■花が咲き終わると実が出来ます。
熟した実を切り取って乾燥させた後、あるいは切り取らないまま自然に枯れた後に、
手のひらに載せて軽く指でチカラを加えると、簡単に実が割れて種が出てきます。
種は非常に小さく、実や花びらのクズがまとわりついているために、指先で種だけを取り出すのは非常に困難ですが、
弱く息をふきかける事によって、クズだけを吹き飛ばすことが出来ます。加減が難しいので、一緒に種を飛ばさないようにしましょう。
|
連作障害
■とくにありませんが、3年おきに植え替えましょう。土の栄養が足りなくなります。 |
気をつける事
■根元から枯れたあさつきの葉を放置すると、病気や虫発生の原因になります。
随時、一本一本枯れた葉は捨ててください。
|
調理方法
■みじん切りの香辛料として。おひたし。スープ。卵焼きの具。 |