解説
植え替えとは、それまで育てていた場所から別の容器、別の場所に移し変える作業の事である。
言葉の響きが植え付けと似ているので紛らわしいが、意味はまるで違うので注意。植え替えは単なる移し変えであり、植え付けは苗等を植えてその場所に定着させること、と覚えるとわかりやすいだろう。つまり、育苗箱からビニールポットに移し変えるときなどは、まだ苗として成立していないので植え替えという言葉を用いる。
植え替えの必要性
1年草では必要ないが、多年草の場合は植え替えを行うことで株全体を大きくすることができる。特に容器栽培で起こりがちだが、多年草は生育期間が長いので根が生長して窮屈になってくる。それをもっと大きな鉢、もっと大きな畑に移し、新たに根を広がらせて株全体の成長を促すのだ。
植え替えに適さない植物
根がデリケートな植物は植え替えを嫌う。鉢などの容器栽培で土を崩さずに土ごとすっぽり抜き、それをそのまま丁寧に大きな鉢に植え替える程度なら問題ないかもしれないが、それでも根を絶対に傷つけないとはいえない。ちょっとでも傷つくとすぐに病気にかかる植物もあるので、注意しよう。
植え替え時の根の処理について
根が丈夫な植物だってもちろん存在する。そのような植物では、古い根を放置すると生長が遅くなったり、最悪の場合病気の原因になることもある。そのため、植え替えの際に根を半分、もしくはそれ以上に切断すると生長に良い影響を与える。
また、根は丈夫ではないが植え替えをしたほうがよい植物というのも存在する。その場合は根を切断しない。
植え替え方
根の強さ、根を処理したほうがよいかなど、必要に応じて植え替え方法は変わる。詳しくはおもしろ野菜の初心者向けコーナー『かんたん!植え替えの方法!』を参照の事。イラスト付です。
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