事典ご利用にあたって |
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解説
カリとは、三大栄養素のひとつであり、根の成長にもっとも欠かせない栄養素の事。細胞内の浸透圧調整を行うのにも必要であり、電解質の一種である。人間の体にも含まれ、あらゆる生理作用にかかわる。また、果実の成長にも大きくかかわる。
詳細
正体はカリウムというアルカリ金属の一種である。カリウム自体は金属であるため、硫酸カリウムや塩化カリウムという化合物に変化させ利用されている。水溶性なので過剰な水遣りを繰り返すとすぐに流れ出してしまう為、定期的な追肥で補うとよい。
カリ(カリウム化合物)の種類
硝酸カリウム、硫酸カリウム、塩化カリウムなどがある。硝酸カリウムには窒素が含まれるため、窒素も同時に補給可能。硫酸カリウムと塩化カリウムはほぼ同じだが、植物が吸収した後にそれぞれ硫酸基、塩化基が残る。これが土壌を酸性化させる。
また、硫酸カリウムと塩化カリウムで酸性化したものをアルカリで中和しようと石灰などをほどこすと、石灰(硫酸カルシウム)や塩化カルシウムが発生し、結果として土壌が硬くなる。それぞれの成分そのものは有毒ではないものの、土を硬化させてしまうのは困りものであるため、過剰にあたえるのは好ましくない。
カリ過多とカリ不足
- カリ過多
カリが多すぎるとカルシウムやマグネシウムの吸収を阻害する。またそれらの吸収が阻害されることにより、芽や根の成長点部分の伸びが悪くなる。カリそのものが悪さをすることは少ないが、土壌がわずかにアルカリ性に傾く。
- カリ不足
葉先が変色、壊死する。実の結実にも大きく作用し、不足すると実がうまく成長しない。根の成長と代謝も悪くなり、根グサレを起こす。細胞に必要な電解質なので、これが不足すると株全体の維持が難しくなる為。
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