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解説
好光性種子とは、発芽に光が必要な種のこと。微細種子の多くがこれに該当する。バジルやシソなどが代表的。土を厚くかけてしまうと、日光が足りずに発芽しない。特にバジル。
好光性種子の扱い方
好光性種子の発芽率をあげるには特殊な蒔き方をしなくてはならない。通常の種の蒔き方であれば、点まきなら少し土をほじってから種をまき、土をかぶせる。ところがそれを行ってしまうと土がかぶりすぎてしまう。できるだけ土がかぶらないようにするには、土を掘らずに土の上に種を蒔き、そこへ手でパラパラと土をかけると成功しやすい。土の厚みは、5mmから1cm程度を目安にすると良い。
どうしても発芽しない場合
季節があっているのか、水遣りは十分か、日光はさんさんと降り注いでいるかという基本的な問題がない状態で10日以上経過しても発芽しない場合、かぶせた土が厚すぎた可能性が考えられる。もしそうなってしまえば発芽は絶望的なので、蒔きなおすと良い。
前述したとおり、土のうえに直接種を蒔く。そして、普通ならそこに土をパラパラとかぶせるのだが、実はもうひとつ荒業がある。種を蒔いたあとに上から手で押しつぶし、ぬれた新聞紙やぬれたキッチンペーパーをかぶせるだけ。土よりもはるかに光のとおり具合がよろしいので、日光は十分すぎるくらいになる。ただ、非常に水分が蒸発しやすいので、一枚ではなく3、4枚は重ねたほうが良い。絶対に乾燥させないこと。
気をつけたいのが、上記のように種を蒔いたときに上から押しつぶしていないと種が土にめり込んでいない状態=不安定なので、発芽を確認しようと新聞紙をめくったときに種が紙にくっついてしまうことだ。もちろん、しっかりと押し付けていたなら多少何回かめくっても問題はない。
発芽を確認したら、すぐにかぶせているものを取り除こう。すこしでも遅れると、徒長してしまうので注意。いずれにせよ面倒なので、この方法は最終手段と思っておいたほうがよい。 |
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