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解説
輪作とは、1年目の春は葉野菜、直後にマメ科、2年目にまた葉野菜、実野菜、3年目に根野菜などなど、同じ場所で毎年育てる作物を変えることを指す。
詳細
連作障害を避ける、あるいは植物の成長をよりよく促す事を目的とする。
例としてマメ科→根野菜→葉野菜→実野菜などの順番があるが、これはあくまでもひとつの例であり、植物によってそれぞれに適した輪作がある。
輪作の目的
たとえばトマトを育ててアブラムシが発生したとしよう。冬季の間は卵の状態で冬に備えているため姿を見せないが、翌年に同じ品種のトマトを育てるとアブラムシが昨年以上に大量発生する可能性が出てくる。これを避けるためにアブラムシが好まないネギなどを育てて、もしトマトを吸汁するアブラムシが発生したとしても肝心のエサ(トマト)がない為に、アブラムシは大量発生できない。ほかにも、マリーゴールドを育てると線虫被害が減るので翌年に大根を育てたりする事もある。これが連作障害を避ける目的の輪作である。
それとは別に、植物の成長をよりよく促すことを目的として行われる輪作がある。マメ科など窒素固定能力のある植物を育てた場所で翌年に葉野菜を育てると、土中に葉野菜にとって有用な肥料が豊富に補填されている為によく成長する。また、葉野菜が育ったあとには土中に必要以上の窒素がなくなるので、直後に実野菜を育てると無駄に葉が茂ることがなく、実が上手に成ったりする。土中に含まれる栄養を無駄なく活用し、過剰な肥料分を摂取しないように育てることにもつながるので、輪作というのは大変重要な栽培方法であるといえる。
輪作の目的
上記の輪作の目的二つを参考に考えればよいが、もっと簡単に言えば、以下の点が挙げられる。最低限、これだけ守っていれば大きな間違いは起こらないはずであるので、よく覚えておこう。
- どんな虫と病気が発生するか考え、その影響を受けない植物を翌年育てる。
- なんの栄養が集中的に土中から減少するか考え、その栄養を嫌い、残った栄養を好む植物を翌年育てる。
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