事典ご利用にあたって |
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解説
採種とは、熟した実から植物の種を採る事である。植物により、種の採り方はそれぞれ違う。
詳細
実が枯れてから種を取る植物もあれば、枯れる前に実を収穫して追熟させた後に種をとりださなければならない植物もある。 実のカスが付着したまま翌年に種まきすると、土の中でカスが腐り、発酵し、発芽に悪影響を与える。
採種方法
- トマト、ミニトマト、スイカ、キュウリ、カボチャ、ツルムラサキ
=完熟したものを収穫後に1週間前後、追熟させる。実を崩して種を取り出し、水でよく洗浄して実のカスを取り除く。
- シシトウ、トウガラシ、ピーマン
=完熟したものを収穫後に1週間前後、追熟させる。実を崩して種を取り出す。実のカスがついていたらつまみとる。
- マメ科
=株全体が枯れ、実が乾燥していたら刈り取り、種を取り出す。
- その他葉野菜
=株全体が枯れ、実が乾燥していたら刈り取り、種を取り出す。種が小さいので見逃さないように気をつける。
- ジャガイモ、サツマイモ
=種は採らない。増やすにはイモを使う。イモを掘り出したら涼しくて暗い場所に安置、翌年に種芋として利用する。
- イチゴ
=種の発芽力が弱すぎるので種は採らない。種はイチゴのまわりのツブツブ。ランナーで株を増やす。
採種のコツ
実の追熟後に種を取り出して、種の水洗いを行う野菜が結構多い。しかも、これがなかなか取れないので何度も洗うはめになる。ザルなどにあけて米を研ぐように混ぜると、種に付着した実のカスが取れやすい。
枯れてから採種を行う葉野菜などで、特にシソ科やセリ科は非常に種の粒が小さく、種を見失いやすい。手のひらと指で実の殻をつぶしたあと、白い画用紙につぶしてパラパラになった殻と種を全てのせる。そして息を軽く吹きかけると、うまくいけば殻だけが吹き飛んでいくので、種が画用紙の上に残る。
種の保存
寒すぎない冷暗所で保存するのが望ましいので、冷蔵庫の野菜室などで保存するとよいだろう。その際に、乾燥剤を一緒に入れておいたほうが湿度の影響を受けにくくなるので是非入れておきたい。 |
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