■野菜の育て方---実野菜ワンポイントアドバイス■
<全ての野菜の育て方はコチラ、【野菜の育て方一覧】よりご覧下さい。>
■あまり考え込まずにたのしもう!!
まずは楽しんで育てましょう。以下に記載したいくつかの注意点だけ心がけておいて、あとは慣れたら実践しましょう。
■水分を適度に与えましょう!
実野菜は水分が命です。水分切れをおこすと、実が小さいまま成長が止まったり、硬かったり、苦かったり辛かったりします。
■肥料は総合肥料を与え、追肥はリン酸が少し多い肥料を使いましょう。
窒素肥料(あぶら粕等)を多く与えすぎると、葉ばかりが茂って実がなりません。特に栽培中期からはリン酸肥料が重要です。
■夏の炎天下には野菜を太陽から守りましょう。
気温や湿度、土の温度が高すぎると実が落ちる野菜が多いので、炎天下では土にゴザやワラを敷くと効果的。
■うどんこ病は軽度なら撃退可能です!
果菜類の天敵のうどんこ病は、薄めた食用酢(無糖)でぬらした布で拭き落とし、水で葉を洗い流すと効果的。
■収穫は早めに!欲張って大きくしない事!
土が少ないベランダ菜園では、スーパーで売っているサイズまで育てると収穫量が減ります。気持ち小さい程度で収穫をしましょう。
■めんどくさくても、支柱は忘れずに!100円均一で売ってますよ!
縦に長く成長するので、ほとんどが支柱を必要とします。ヒザくらいの高さまで育ったら、惜しみなく支柱を使いましょう。
■天然だろうが人工だろうが、肥料はただの肥料です。農薬とは違いますから、化成肥料を使いましょう。
肥料は果菜類用の総合肥料で問題ありません。難しく考える必要はありません。
■まわりの住民の迷惑を考えて楽しもう!
卵の殻、米のとぎ汁、風呂の残り湯、生ごみ、お酒の残り等は、ベランダ菜園では虫やにおいの原因になりますので禁止です。
■脇芽をとるのがめんどくさい人は、放置しても大丈夫!
脇芽(横から生えて増える茎)を取らないと全体的にアンバランスになりますが、ほうっておいても実はなります。
ただし、野菜それぞれに決められた脇芽の取り方があり、それを実践すると収穫量が増えることも事実です。
■花が落ちる!と思ったら、気温と水分と肥料不足を疑おう!
実がならずに花がボトボト落ちるときは、暑過ぎるか、水が足りないか、肥料が足りないときです。様子を見て試しましょう。
■欲張らずに、間引きをしましょう!
隣同士で葉が重なっていたり、ぶつかっていたりすると、そこで成長が止まります。
常にどこともぶつかっていない状態を維持しましょう。ようするに、間引きのタイミングは、『隣同士がぶつからないように』です。
ただし、例外として、いくつかの野菜はあえて一箇所2つずつ育てたりするものもあります。育て方を参照してください。
■間引きしたときの芽『間引き菜』はとてもおいしいので、捨てずに食べましょう!
下手すると、収穫時の野菜よりもおいしいです。マジで。
スプラウトブームも記憶に新しいですね。サラダにしてたべましょう!
■虫に食われた!と思ったら、すぐに虫を探して取り除きましょう!
少しだからいいか、という余裕は、状況を悪化させるだけです。小さくて少ないうちに取り除きましょう。
明るいうちに探しても見つからない場合、コナガやその仲間(夜行性)の可能性が高いので、
夕方か夕食時に懐中電灯片手に探しましょう。暗闇の中懐中電灯を持っている姿は、結構危ない人ですが。(ぇ
■春と秋が葉を収穫するのに絶好の季節!!
夏に発生する天敵は、なんといってもアブラムシ。乾燥した空気と暑いくらいの気温を好みます。
水が苦手なので、毎日水を真上からジャバジャバまいている家では発生が少なく、そうでない家は多いのです。
肌寒い春と秋にはあまり発生しません。なので、その地方地方にあった、アブラムシが発生しない時期を狙って栽培しましょう。
■アクやにおいの強い野菜は、虫に食べられにくい!!
ネギ類やシソ類は虫がすくない野菜として有名です。虫が嫌いな人は、進んで育てると良いでしょう。
ただし、蓼食う虫も好き好き(たでくうむしもすきずき)というように、ネギ類やシソ類が大好きな害虫も若干います。
■水不足が続くと、葉の繊維質を強くさせるので、食べにくくなります!
サラダにするにも、煮物にするにも、非常に食べにくい野菜となります。注意しましょう。
しかし水が過剰だと根が腐ったり、急激に育ちすぎて繊維質が少なくなりすぎ、虫に食われやすくなったりします。ほどほどに。
■総合肥料で十分育ちます!超簡単!
そのへんの園芸店で売っている、野菜用の総合肥料を適量与えるだけでグングン育ちます。
堆肥が必要だ!とか、腐葉土が必要だ!とかはまったくありません。
■肥料は窒素とカリが重要です!
欲を言えば、窒素とカリが主体の肥料が望ましいでしょう。窒素は葉を、カリは根を成長させます。
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