事典ご利用にあたって |
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解説
黒土とは、有機物を多く含む園芸用の用土であり、保水性に富み肥沃な大地に存在する代表的な土である。黒土地帯の土を販売している場合と、赤土などを改良し、人工的に黒土を作って販売している場合がある。
詳細
日本の黒土地帯の黒土の元になったものは火山灰である。黒土となった状態では有機物が多くを占める。炭素由来の成分が蓄積されているため、黒土は黒い色をしているのである。
また、厳密に言えば肥料となりえる有機物の色ではなく、蓄積された炭素の色である為、黒土はそれだけで十分な栄養があるというのは誤りで、作物を苗から収穫まで育てきるには当然足りない。ただし、腐葉土などと比べると栄養は豊かである。
黒土の用途
すぐれた保水性や、他の用土とのなじみやすさから、各用土の基礎素材として用いられることが多い。例えば赤玉土や鹿沼土と混ぜて使ったり、パーミキュライトを混ぜたりと様々である。
畑といえば黒土であり、ほとんどの農家の畑は黒土が主である。ただし、赤土を土壌改良して黒土に限りなく近づけたものも多く存在する。また、そもそも、赤土と黒土は両方とも火山灰が由来である。
黒土のメリットデメリット
メリット
・非常に安価であり、保水性に優れている。
・微生物の温床となる為、土壌を豊かにし、団粒構造の土の基礎となる。
・粒子が細かい為、ダイコンやニンジンなどの根菜類の栽培時、変形しづらい。
デメリット
・単体で用いる場合は水はけが悪くなってしまうため、なにかに混ぜて使わなければ利便性が悪い。
(容器栽培に用いる時のみのデメリット。畑はほぼ黒土であり、混ぜる量も限られる為。)
・微生物が生きていない黒土は、土を硬くする要因となる。よって、有機物をすき込み微生物のエサとする。 |
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