■買うプランターの大きさを考えよう■
野菜を育てるとき、もっとも大切なのは土です。
土の性質もそうですが、それよりも深さ、広さといった根本的な問題で成長が大きく左右されます。
●プランターと鉢の違い
ごくごく般的なお話になりますが、まずはプランターと鉢の違いをば。
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・プランター=長方形、または楕円形 |
・鉢=丸型、もしくは正方形、正多角形 |
以上のことから、プランターとは横に長い入れ物であり、
鉢とは奥行きと長さが均等な入れ物の事であることが分かります。
また、それぞれ深型プランターや深鉢があるように、深さは各メーカーによってまちまちです。
●広さと深さ
野菜はその品種や科によって根のタイプが違い、それぞれ浅根性、深根性、直根性と呼びます。
ある程度深さが必要な野菜を浅い鉢で育てたり、広さが必要な野菜を狭い鉢で育てると、思うように育ちません。(例外もあります)
大体あっているんだろうけど、補償しないぜベイベー的な表を以下に。
浅根性
ピーマン・キュウリ・イチゴ・ホウレンソウ・カボチャ・レンコン・ネギ・コンニャク・ジャガイモ・サトイモ
ウリ科・トウガラシ・メロン・スイカ・月桂樹・オリーブ・ベニバナ・バジル・シソ科
(ただし、メロンとスイカは深根性に近いので注意)
直根性
大根・ニンジン・オクラ・タンポポ・ニラ・ゴボウ・マメ科・ケシ科・アカバナ科・トウモロコシ・稲科
ディル・セリ科・アブラナ科・キク科・ナデシコ科・カブ
深根性
サツマイモ・アスパラ・豆科・ナス科・トマト・ローズマリー
・・・まぁ、大体合っていると思ってください。
しかし、同じ浅根性でも根の張り方が違うことも当然あり、あくまでも参考程度にどうぞ。
これらの用語は主に畑作や植物学で使用される言葉なので、ぶっちゃけ容器栽培ではあまり適合しません。(ぉぃ
というより、農業でも園芸でもそうですが、用語というのはあいまいであって、
研究者や農家によって解釈次第なところが強いのです。広く根を張る性質を【散根性】と呼ぶこともあるようですね。
●根の広がり方
このような根が深い、根が浅いという大きな特徴のほかに、根の広がりかたも関係してきます。
プランターを買う時には、根の深さを参考に考えて、つぎに広さを考えて買いましょう。
簡単に容器栽培用に考えると、たった2行で説明が終わります。
●大きく育つ野菜ほど広く深い鉢が必要で、一つの鉢に一株か、大きなプランターに2株が限界です。
●小さな野菜(葉野菜等)は広いプランターならたくさん植えられますし、深さはあまり考えなくても良いでしょう。
ね?簡単でしょう?
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