他の園芸用品は何をそろえればいいの?
鉢、土。もちろんこれ以外にも必要な園芸用品はいくつかあります。
しかし、今では100円均一などで安価に購入できますから、おそらくは1000円以内で全て集められるでしょう。
あると無いとでは効率が随分と違いますから、是非そろえてください。
- じょうろ
- 三角スコップ
- 四角スコップ
- くまで
- 霧吹き
- ネームプレート
- 支柱
- スズランテープ
1. じょうろは必ずひつようです。
じょうろというのは非常に効率よく作られた園芸用品です。
曲線を描き、ゆるやかに土へ着水するような仕組みになっており、
たとえばコップやひしゃくで水をまくよりも、圧倒的に土の『跳ね』が少なく、
土が混ざった泥水が野菜の葉の裏に付着するのを最小限に抑えてくれるのです。
泥水が野菜につくと病気にかかりやすくなりますから、是非ともジョウロだけはそろえておきたいモノです。
2. 小型のスコップがあると便利。
片手で持てる、小さなスコップがあると土を入れ替えたり、肥料を混ぜるときに便利です。
贅沢をいうならば、先がとがった三角スコップと、先が四角い四角スコップがそれぞれ一つずつあると心強いでしょう。
先がとがったスコップは、肥料を混ぜ込んだり植え付けの時の土の整形に。
先が四角いスコップは土を入れ替えたりするときに便利です。四角いスコップのほうが、安定して土をすくえるからです。
3. くまでって必要なもの?
先が孫の手のように曲がった、フォークのようなものが『くまで』です。潮干狩りに使うアレですね。
これは土を耕す目的で使うものではなく、シーズン終わりに土を整理する際、
土の中にまざった古い根を取り除く作業で使う園芸用品です。これがあると、枯れた根を取り除きやすいのです。
古い根が土に入ったままだと、翌年の栽培で古い根が邪魔をし、生長を阻害することがあります。
これを取り除くためにくまでの存在があるのですが、別に指でチマチマと取り除いても問題は無いので、
どうしても必要なものというわけではありません。むしろ、指でしか取り除けない根のほうが多いくらいですね。
また、根を取り除くことを目的に使用するので、間隔が狭く、そしてながーいクマデが適しています。
潮干狩りで使うような短いクマデはまるで意味がありません。要注意。
4. 霧吹きは何につかうの?
葉に水をかける・・・という目的ではなく、アブラムシやハムシなどを吹き飛ばすのに使います。
また、片栗粉などを極薄く溶かして加熱したアンを冷ました、『アブラムシ撃退汁(私命名)』を吹き付けるのにも便利です。
5. ネームプレートがなくても、どこに何を植えたかわかるけど?
そう思っていられるのは今のうちだけですよ・・・( ・A・)
何種類も育てている環境で、しかも同じアブラナ科や同じシソ科の野菜を育てていると、
葉の形や実の形がハッキリするまで、「あれ、この芽はなんの芽だっけか・・・」という事になりますよ!(体験談
記憶力に自信のある方には、不必要なモノなので、ご自身の脳とご相談してみてくださいね。私は無理です。
6. 支柱はどのくらいの長さがいいの?
野菜によってまちまちですが、容器栽培ではあまり野菜は大きくなりません。
よって、1メートルから1メートル50センチほどの長さの支柱で十分です。
トマトは一株に3本あれば十分ですし、他の背の高い野菜もトマトを基準に考えて本数を調節してください。
もちろん大根や、葉野菜などにはまったく必要ありません。
7. スズランテープって何につかうの?
支柱と野菜を固定するときに使います。専用のバンドもありますが、非常に使いにくい上に量が少ないのでオススメしません。
また、野菜用のバンドは非常に細いので、強風などで接触すると野菜の茎を傷つけたりする原因にもなります。
使用方法は、支柱と野菜をゆるやかに8の字を描くようにやさしく結ぶことです。指が1本入るくらいのスキマもお忘れなく。
スキマを作ることで、野菜が生長することをジャマしませんし、強風でそこから野菜が折れてしまうことも避けられます。
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