| 事典ご利用にあたって |
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解説
肥料とは、植物に成長にしたがって土中から減少していく栄養素を補給するものである。植物の部位によってもっとも求められる栄養素は違うので、ある程度満遍なく含まれている総合肥料を元肥でほどこし、品種によって成長中に特に枯渇しやすい栄養を栽培途中に追肥で補う。
肥料の性質
用途に応じて使い分けができるように、肥料が栄養となるまでの時間には数パターンが存在する。
- 速効性肥料=ほどこした瞬間から急激に栄養吸収が始まる。追肥に用いる。
- 緩効性肥料=ほどこした瞬間からゆっくりと栄養吸収が始まる。追肥にも元肥にも使える。
- 遅効性肥料=ほどこしてからしばらく経ってから栄養吸収が始まる。元肥に用いる。
なお、速効性には化学肥料や化成肥料が多く、 緩効性や遅効性には有機肥料が多い。即座に吸収されないようにコーティング処理を施した化成肥料というのも存在するので、購入前によく調べると良い。
化学肥料と化成肥料と有機肥料
化学肥料は1種類の栄養しかふくまれておらず、化成肥料は数種類の化学肥料が配合されたのものであり、有機肥料は天然の有機物を元につくられているので微量栄養素がたくさん含まれている。ただ、どちらが植物にとってよいかなどの議論は無駄であり、節度を守って利用すればその時に足りないものだけを補えるので良い効果を示す。なにごとも使い方次第である。
また、有機肥料は発酵具合によって完熟肥料、発酵肥料、未発酵肥料と種類が分かれる。発酵のレベルを示すもので定義は無く、各社それぞれのさじ加減である。完熟肥料は殆どにおいを発しない。
肥料の量
肥料を与えすぎると土が固くなる、という説はあながち間違いではない。未発酵肥料をあたえると土中で発酵をはじめ、土が酸化して硬くなる。アルカリ化にするには石灰を用いるが、これも量を間違えると生育障害を引き起こす。肥料によって適正な量というのは決まっているので、できるだけ正確に与えれば問題はない。詳しくは関連用語の肥料過多の項を参照。
肥料の与え方
追肥、元肥、液肥によって違う。また、それぞれが粒状なのか固形なのか粉末なのかでも違う。関連用語でそれぞれの解説を参照の事。 |
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