事典ご利用にあたって |
|
解説
完熟肥料とは、発酵過程がほぼ終わった有機質肥料の総称。米ぬかだろうと油粕だろうと、また堆肥だろうと鶏糞だろうと、ほぼ発酵していれば完熟肥料である。ただし、発酵と分解は同じような意味合いであり、完全に発酵、つまり分解が終わってしまうと無機質になってしまうので、実際のところ原型をとどめている限りは実は『完全に発酵していない』のが本当。完全に分解されているわけではないのに注意したい。
詳細
一般的に肥料は発酵することで土が酸性に傾き、土を固め、根を傷める。完熟肥料は発酵過程がある程度終わっているので、植物の根に優しい。発酵が終わっていても分解はまだ終わっていないので、実際に土に施してからはゆっくりと肥料成分に変化していく。
俗にいう畑などのフンの匂いは、まだ発酵が未熟な肥料を用いていることが原因。発酵処理、脱臭処理が終わった堆肥を一般農家が自力で作ることはしないためだ。というより、堆肥作りにおいて発酵を十分に行うのは面倒であるからでもある。また、未熟だった場合匂いを強く発する。
有機質肥料の多くは未熟な状態で売っているといっても過言ではない。記載をよくみて、完熟なのかどうか確認しよう。ただし、完熟と謳っているのに未熟な肥料を販売しているケースもあるので注意。
完熟肥料のメリット・デメリット
完熟肥料を使えば、土が硬化することを避けられるばかりでなく、虫の飛来も抑えることが出来る。これは発酵途中で発生するガスに虫の誘引効果があるためで、発酵がある程度済んだ肥料を使えばそのガスも当然発生しない事につながり、虫が訪れる原因を根元から断つことで飛来されなくなるという理屈だ。
デメリットは無いと言ってもよいが、ただ一つ。いいものは高い。
|
おもしろ野菜関連コーナー
|
|
|
園芸百科事典 |
あ〜う |
あ |
い |
う |
え |
お |
か |
き |
く |
け |
こ |
さ |
し |
す |
せ |
そ |
た |
ち |
つ |
て |
と |
な |
に |
ぬ |
ね |
の |
は |
ひ |
ふ |
へ |
ほ |
ま |
み |
む |
め |
も |
や |
|
ゆ |
|
よ |
ら |
り |
る |
れ |
ろ |
わ |
|
を |
|
ん |
A〜Z |
A |
B |
C |
D |
E |
F |
G |
H |
I |
J |
K |
L |
M |
N |
O |
P |
Q |
R |
S |
T |
U |
V |
W |
X |
Y |
Z |
|
|
|
|
0〜9 |
0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
|